サービスを立ち上げた方に「ありがとう」

だんだん会の『地域看護センターあんあん』(訪問看護ステーション)の訪問看護師が、にこにこと私のところにやってきた。“何だろう?”

「宮崎さん、伝えたいことがあります」

「あれ?何だろう」

「Aさんは、ご夫婦で暮らしていて二人とも要介護状態です。数か月前から訪問看護とリハビリでご支援しているんです。そうしたら、だいぶ元気になり、動ける範囲も広がって顔つきも明るくなってきたんです」

「それで?」

「Aさんがこうおっしゃったのです。『看護師さんやリハビリの方が来てくださるようになってから、こんなによくなってきたんです。すごくうれしいんです。このサービスを始めてくださった方に、ぜひお礼を言ってください』と」

自分が直接ケアを行って、あるいは施設運営をしていて、感謝されることはありますが、事業を立ち上げたことに、こんなふうに言っていただいたことがなかったので、すごくうれしかったです。

それにしても、『ありがとう』といわれることを期待して支援しては、まだ半人前。私たちの支援など気にせず、知らず知らずにご本人が活き活きと、主体的に生きる姿が目標だと職員教育している私です。『ありがとう』は魔物・・・

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