桜桃

『さくらんぼ』とはいわず、どうしても『桜桃・おうとう』という、山形県寒河江市生まれのさくらんぼ農家の娘の私です。小さいときから「黒いおうとう(ジャボレイ)食べたい」「あまくて大きい赤いおうとうがいいね」「近所の方から新しい品種のおうとうをもらったよ」「新種の紅秀峰を植えてみたよ」などといってきた。「さくらんぼ」とはかわいらしく素敵な呼び名。今は私もそういう言い方をするが、実家に帰れば「おうとう」だらけ。太宰治の『桜桃』でも有名だが、私は『桜』と『桃』をくっつけた『桜桃』という呼び名が大好きだ。

 今年も‟さくらんぼ休暇”をいただき、山形の実家に1週間ほど帰って収穫の手伝いをした。毎年、ハラハラドキドキの収穫だ。天候も不順、収穫量も不確実。収穫した時刻・天気・樹木によって味が微妙に違う。注文してくださったどの方にどの桜桃が届くのか・・・。祈るような毎日だ。果たして注文を受けた量が収穫できるのか・・・。今年は、何とか天候にも収穫量にも恵まれて一安心。

 しかし、私が注文を受けた方に請求書を作成してお送りする段階で間違いが生じてしまうことがある。神経を研ぎ澄まして作業しているつもりでも、老化や疲れなどが重なり間違ってしまう。その知らせに「申し訳ない」という気持ちと同時に「やっぱり私も老化が・・・」と実感せざるを得ない。このブログを読んでくださっている方で私の間違い・勘違いにお気づきの方、遠慮なく修正してくださいね。

 いつまで続けられるか、心配・・・。

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