沙羅の音

沙羅の音

年末年始に友人・知人2人がこの世を去った。この1・2年で大事で親しい友人・知人たちが数人亡くなった。病気で別れが予測できた人には最期の別れをしたが、突然亡くなった人もいた。亡くなった直後ではなく、じわじわと思い出されて悲しい気持ちになった。「どうして?」・・・。そういっても理由はなく、運命としか言いようがなく、自分ではそう心に落としこむしかない。

そんな何とも言えない気持ちになった時、私は『沙羅の音』というピアノの曲を聴いている。ウオン・ウインツアンさんの曲だ。『瞑想のピアニスト』といわれるこのウオンさんに昨年直接会う機会があったのだ。目の前でこの曲を聴いたときに、心に染み入り自然に亡くなった友人・知人の顔が浮かんできて涙があふれたのだった。心の奥深い何かに染み入っていくような音色・・・。

 “こんなにやさしく鍵盤に触れる人はいない”といわれてるとおりで体を揺らしながらしっとりと弾かれるウオンさん。お食事をごいっしょさせていただいたが、にこやかで穏やかな方。

いろんな出会いがあるが、本物の音楽家・芸術家に出会うことは、何ともありがたく嬉しい。いつもと違う別世界を覗かせてくれる。出会いを大切に、私自身も出会ってよかったといわれるように努力していきたいとつくづく思う。

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