歴史本の参考本・資料を佐久総合病院に

「認知症の人の歴史を学びませんか」

 「認知症の人の側から見た歴史を書き残さなければ」「人権などなく悲惨ともいえる扱いを受けてきた側からの・・・」と、1960年代からの医療・福祉の両面を含んだ本である『認知症の人の歴史を学びませんか』(中央法規出版)を2003年に出版しました。もう20年もたったのですね。

 認知症に関する著名な方々を数十名取材させていただき、6年かけて書き上げました。また、写真家の田邊順一氏の1960年代からの写真も掲載させていただき、自分としては『力作』です。

 その時に集めた資料・参考にした著書などをずっと持っていたのですが、今回縁があって『佐久総合病院の図書室に保管陳列していただけることになりました。もう世の中にはないような資料もあり、どこかに残さなければと思っていたところ、2002年に私が若月賞を受賞したご縁で活用していただけることになりました。本当にありがとうございます。

『訪問看護がわかる「いま・これから」のKeyWard』(メヂィカ出版)

 もう一つの本。『訪問看護がわかる「いま・これから」のKeyWard』(メヂィカ出版)も同様に佐久総合病院の図書室に。この本は、日本の訪問看護の歴史が書いてある数少ない本の一つだと思います。若者3名(竹森志穂さん・宮田乃有さん、春日広美さん)で共同執筆で2020年に出版しました。ちょうどコロナが始まったころで宣伝する機会が減ってしまったのですが、貴重な本だと自負しています。

 その時の参考資料・著書も貴重です。明治時代からの歴史が盛り込まれています。残していただけることになってありがたいです。

 なお、このことについて相談にのって力を貸してくださったのが、色平哲郎先生(佐久総合病院・医師)と盛岡正博先生(元佐久総合病院。現佐久大学理事長)です。本当にありがとうございました。

 だれか、何かの役に立てれば幸いです。

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