7月5日

足立区議会本会議を傍聴
6月28日に足立区議会本会議がありました。はじめて区議会を傍聴しました。その内容と感想を報告します。

◆4時間、文章を読むだけの議会
 傍聴席は80席。傍聴するには2つの方法があり、①一般傍聴は開始30分前に傍聴券が配られ、多数の場合は抽選になると。②政党に割り当てられた傍聴券での傍聴。この日は抽選になりました。
 まず、新区長の近藤やよい氏が演説。その内容は、配られた用紙に全部書いてあり、それを読むことだった。特に目立った内容としては、インナーマニフェストとして区庁舎内の職員に区長が出してマニフェストを具体化するための方策を内部で提出するように指示したことの内容。また今回の補正予算案では、義務教育間の子どもの医療費無料化するための予算の修正をしたことなど。あとは区長選挙で出したマニフェストを徐々に具体化する旨の話だった。
 その後、各党からの代表質問とそれに対する答弁。合計4時間強。壇上で話す人の内容は(各党の質問も)全部傍聴者に配られたペーパーに書いてあり、原則それを読むだけ。答弁は、傍聴者には配られないが、前にいる行政の人と議員には配られている。つまり、4時間全部が紙に書いてあることを読むだけだった。途中居眠りをしている行政の人、議員さんもちらほら。議論はほとんどなし。傍聴人も政党からの動員の人が多いらしく、その政党の代表質問が終わると帰ってしまったり、支持政党の代表質問の時だけやってくる人など。
 はじめて傍聴した一市民としての私の第一の感想は、ペーパーを見て読めば分かることをどうして4時間もかけて、すさまじい人件費をかけてやっているんだろう? 誰が聞いているんだろうか? やる必要があるんだろうか? 形だけの内容になっているのでは? 議員がこんなにたくさん必要なのだろうか?
 かといって、2200億円のお金をどこにどう使うかを決める大事な議会なのだからやらなくていいというわけではない。 何なんだろう? 

◆足立区で何が問題になり、検討しているかは分かる
 区長選挙に立候補した私が、私なりに足立区という行政区で何を行わなければならないかを、みなさんの協力を得ながら、ゼロから知り、勉強し政策を作ったが、区議会の内容をあまり把握していなかったものが立候補するというのは、かなりの冒険だなあと改めて思いました。予算書だけを見て区のやろうとすることを分かる人はそう多くないだろうと思うが、大筋、何を問題と認識しそれに対してどう予算化しようとしているのかは分かる。各党の質問事項の深まりの足りなさを感じた。適当な答弁で提案どおりどんどん決まりそうな雰囲気。与党が多ければ、議論など必要があるのかと思うほど。
 私が始めて知ったことに、北千住東口の開発が検討されているが、ホテルを作る計画も検討されていると。一瞬、いいのかなあ? と思った。その他のことでも検討されていることが本当にそれでいいのかをチェックし、きちんと適切な時期に適切な意見を述べていく人は誰なのだろうか? 区側から意見を求められていう機会ではなく、自発的に言っていく人・・・。足立フォーラム21の市民運動はそういうことを行っているのだろう。しかし、膨大な予算を使う事業についての区民の声は本当にどのように反映されるのだろうか? 議員も大事な役割があるが、議員とつながりを持たない人の一般市民の声をどうやって区政に反映するか・・・。
 
◆高齢者福祉・介護の議論はゼロ
 驚いたのは、こんなに区民が不安に思っている介護のことが議会でほとんど話題に上らなかった。コムスン問題で影響が出る区民への対応については、「困らないようにするように指示しました」という区長の一言。代表質問で、「不正をする事業者がいるので、もっと監査・指導を強めろ」に対しては、「はい、そうします」のみ。どうしてコムスン問題が起こるのか、その背景と介護問題全般を見た議論になっていない。なんていう浅い論議なんだろう。
 介護サービスの充実についてなど、あるいは、認知症の人対策などの議論は皆無。区長自身がマニフェストで、介護サービスのことを一言もあげていないので、これもやむをえないのか・・・。しかし、医療や介護問題を自治体独自で本気で取り組む姿勢は全く見受けられなかった。 複雑な思いだった。

 補正予算のための議会だし、本会議なのでこういうことなのかもしれない。他の委員会は傍聴していないのでなんともいえないが・・・。実際に区議会を傍聴し、さまざまな思いが残った機会でした。

7月5日” に対して1件のコメントがあります。

  1. ボケオヤジ より:

    SECRET: 0
    PASS: d47999d68f727d54f26ce9cc10b5a029
    介護の議論が無いって高齢者の多い足立区ですよね、コムスン問題の根底、福祉介護事態理解してないのでは?

コメントは受け付けていません。