ウラジオストクから帰ってきた知人
先月「福寿草が咲いたんです!」と春の訪れを書いてから1か月。あのあと、雪が何回か降り、その上気温が安定せず、なかなか春がやってきません。そんなこんなで、1か月前に顔を出した福寿草がまだきれいに咲いているのです! これはこれでうれしいです。他に黄色・紫・白色のクロッカスなども庭のあちこちに顔を出し始めました。
つい先日、珍しい旧友と会うことができました。47年前ぶりとか。70歳代の彼は縁があってロシアの東端の都市のウラジオストクに数か月滞在してきたのだそうです。若いころとほとんど変わらない好奇心旺盛で思慮深い物言いでいろいろ語ってくれました。
私がどうしても聞きたかったことがあります。早速聞いてみました。
「ロシア・ウラジオストクの庶民はプーチンをどう思っているの? ウクライナとの戦争は?」
「僕はウクライナの人たちと結構接して話をしてきたけど(彼はロシア語堪能)、大方の人はプーチンを支持していると思う」
「へーい! そうなの? 日本で報道を見ている限りは、プーチンは冷淡で理に合わないことをやっている戦争犯罪者に見えるけど。今回の大統領選挙だってごまかしが少なくなかったとか」
「いいや、多少の情報発信操作はあるかもしれないけれど、ロシアの国民はプーチンを支持し、ウクライナ戦争も正当な戦争だと思っているよ」
「どうして?」
「それは単純ではないけれど、歴史的に見てさまざまな重要な役割を果たしてきた。例えば、ドイツのヒットラーの暴挙を終わらせたのもロシア(ソビエト?)だし・・・。ロシアは地理的に北で野菜や穀物など食料が十分に育つところではなく、国民は決して豊かではなかった。紛争も多かった。プーチンになってから様々に安定してきているから・・・・・・」
などなど。自分が得ている情報ってどうなんだろう? 様々に起きていることについてどうやったら正確に把握し、見えないことを推測し、そしてそれを自分の頭でしっかり考えるようにしなければならないなあなどとつくづく感じました。情報操作されているのかもしれないなあとも。