我々のできることは・・・
久々にブログを書き始めました。最低月1回、頑張って続けていきたいと思っています。
最近、私がもっとも心に響いたメッセージは次の通りです。
我々のできることは余りに小さい。
しかし大切なことは、あらゆる人々の中に潜んでいる良心を糾合し、
この灯を絶やさぬよう地道に仕事を続けることだと信じている。
―――― 中村 哲 ――――
私の家のトイレの壁に貼ってある『ペシャワールカレンダー』(2022.7)で、月替わりで新たな言葉を毎日見ては心をきれいにしている。
中村 哲はご存じの通り、ペシャワール会の代表だった方。2019年現地で銃殺され亡くなられた。
私は中村氏と2002年に壇上でお会いしたことがある。それは、私は、2002年の若月賞(長野県の農村医療で有名な佐久病院の元院長の若月俊一先生の賞)を受賞させていただいたのですが、その時のもう一人の受賞者がペシャワール会の中村哲先生だったのです。中村先生の受賞講演を聞かせていただき深く心を動かされました。医療の前に生きることの手立てが必要『医者井戸を掘る』(本の題名)。そして素足で砂漠や岩山を駆け回わるので破傷風が多く、足の切断もある。なので古タイヤを加工して手製の草履作りをして指導するなど生々しい現実と向き合っている姿でした。
中村氏の言葉はすうっと心に届くものが多いのですが、上記のメッセージは、今の私にとても響きました。私が自分なりに実感していることや日々心掛けていることだからです。
多数の職員やサービスの利用者さん、市民の方に出会い、日々のかかわりの中で‟あらゆる人々の中に潜んでいる良心”(なかなか見えにくい)を探し・信じて、ともに生きる毎日です。