エディット・ピアフ

エディット・ピアフ                 11月5日分

 上映されている映画『エディット・ピアフ』をご覧になりましたか?
 世界的な大スターのエディット・ピアフの人生を映画にしたものです。観にいってきました。
 ♪あなたの燃える手で 私を抱きしめて  
  ただ二人だけで生きていくのよ
  ただ命の限り 私は愛するの・・・
  頬と頬寄せて 燃える口付け 交わす喜び
  あなたと二人で 生きてゆくのよ・・・♪
有名なシャンソン『愛の賛歌』は彼女、エディット・ピアフの代表作です。
 「エディット・ピアフ」という人のことは知ってはいました。
・ 20世紀前半に生きたシャンソン界の大スター
・ 小さな体で、ダイナミックに歌う歌手
・ 有名な男性のシャンソン歌手を多数育てた人
・ 恋に生きた人生
映画を観て、なんだかいろいろ考えさせられました。

スゴイ人だなあ
 改めて、スゴイ人だなあと思いました。歌に想いがこもっていて、誰にもまねできないような歌を歌う人。みんなが聞きほれて魅了してしまう魅力を持っている人。
・ 「ばら色の人生」
・ 「アコーデオン弾き」
・ 「私は後悔しない」(「水に流して」)
・ 「パダン」
歌そのものがすごいと思っていましたが、彼女が歌う背景・ドラマがそこにあるんですね。ただ単に歌っているわけではなく、自分の実生活・心情がそのまま歌になり、それを歌っているから、心を打つのですね。

時代を感じた 貧困とは?
 20世紀前半を生きた彼女の時代を映像で見た思いがしました。フランス・アメリカのその時代。
 彼女は、貧困な境遇で育った。男が遊ぶ場所の真只中で育ち、世の裏事情を見て育った。その当時のフランスの状況が見える。跳びぬけて歌がうまかった彼女は見込まれ、世界的大スターになったが、生涯麻薬と縁が切れず、なんだか世の中を斜に構えるような目で見ている。
 私は、『貧困』とは何だろうかとつくづく考えさせられた。「貧困と人格」「貧困と人間性」「貧困と芸術」ただ単に自由に使えるお金がないこと=貧困ではない、深い何かを感じさせられた。「格差社会」云々と取りざたされる現代日本社会。『貧困』とは何か、『貧困』がもたらす人間への影響などを考える題材がたくさんあった映像だった。
 今の日本での『貧困』って何なんだろう?

私も歌います
 たまたまですが、私シャンソンを勉強中です。1年半前のちょうど私が50歳になったときに、これまでの人生を振り返り、新しい何かを始めようと思って習い始めたのが“シャンソン”です。きちんとした発声で、きちんとしたフランス語で歌うことに向かうシャンソンに、今臨んでいる真最中です。
 近々、発表会(学芸会のようなものかもしれませんが)があり、ドレスを着て歌います。それは、たまたまエディット・ピアフの晩年の歌『私は後悔しない』(映画で最後の場面で歌った曲)です。私の今の心境とさまざまな意味でぴったりです。
 ♪私はなにも後悔していない
これまでの人生は捨てていい
  地位も名誉もなにもいらない
  これから、ゼロから始まる人生 ♪
うまく歌えるかどうかわかりませんが、頑張ります!!

ちょっと日本を離れます
 本来なら11月5日にブログを書く予定なのですが、その日は日本にいません。うまく帰ってこられるかどうかわかりませんが、行く前に皆さんに何かを残そうと書きました。11月15日には、その報告もできれば幸いです。それでは・・・。
                          (2007.11.2記)

エディット・ピアフ” に対して1件のコメントがあります。

  1. 芝宮忠美 より:

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    「エディット・ピアフ」を近い内に見に行きます。
    気をつけていってきてください。
    帰ったら又プログを公開してください。
    楽しみにしてます!

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