8月15日

8月15日

『夏 真っ盛り』
猛暑。「暑い、暑い」といいながら、汗をかき、暑さをたっぷり味わい、そして木陰の涼しさを楽しむ、そんな夏が私はきらいではない。どちらかといえば好きだ。子どもが小さい時期には、決まって海に行き遊んで真っ黒に焼けたものだった。
先日、ひょんなことで10数年ぶりに海に入った。友人と二人で海に行き、“おばさん二人”ではっしゃいだ。友人は磯で涼風にあたっていたが、私はどうしても海に入りたくなった。一人で無邪気に水と戯れた。しょっぱい水を舐め、体中海水が染入った。
そしてふと思った。海は生き物の宝庫。このしょっぱい水が生き物の原点だ。なんと豊かなのだろうと。何だか生きるエネルギーを補給したような気分だった。『生き物としての人間』『生きること』『生きるエネルギー』などということをツラツラ考え、ビール片手に近くにいるどこかの子どもたちと遊んで、気分よく過ごした半日だった。

この暑い時期に毎年、終戦記念日がある。今年の夏は、『人生のターミナル』についても、ツラツラ考えた。
① 義父の新盆で、偉大な義父の生き様と死に方を思い起こした
② 映画『終わりよければすべてよし』(羽田澄子監督)を観た
③テレビ等で原爆、戦争・平和の番組を観た
 詳しくは、またいつかここで書こう。

『生きること』『死ぬこと』を、頭のどこかで考えたこの時期。何だか胸が疼く(うずく)自分に気づく。ナチスドイツ・南京大虐殺・原爆などに接する時、“自分が社会的な活動をする原動力は何か”、“私は、何に対して怒りを持っているのだろうか”“私は、何を変えなければいけないと思っているのだろうか”と、改めて私自身に問い直す。自分でよくわからなくなってしまう。

 少し感傷的になっている私かな?