天草 その4 マロン豚

天草 その4 マロン豚   2016年7月25日分

 遊んでばかりいるように見えるかも知れませんが、そうでもないのですが、そのことはおいおい報告します。今回も天草編を続けます。(その5まで)
 イルカウオッチングも楽しかったですが、美味しいものも沢山あったのです。

海産物はもちろん
 海に囲まれた島なので(正確には、橋で九州につながっている)海産物の宝庫なのはまちがいない。魚介類も海藻も塩も・・・。新鮮でおいしいものだらけ。
釣った魚はもちろん、見たこともない地元ならではの貝・魚もたくさんいた。
 バンカンという柑橘類が島民のみなさんの身近な“みかん”のようで、これが実においしい。長い期間採れるとのこと。

豚・・
 さて、きょうご紹介するのは、『豚』。天草にUターンした友人の桂木さんが「さあ豚肉屋さんに行きましょうか」と連れて行ってくれたのが、豚肉しか売っていないお店で、それも週3日しか店を開けていないという。
 その理由はこう。お店の近くで、放牧でのびのびと豚を飼っている。豚のストレスがないようにと、暑い日には水浴びできるようにと池を作っている。なんと豚は水泳が得意とか・・・。

栗を食べて
 その豚君たち、何を食べているのでしょうか。なんと栗(マロン)なのだそうです! 島のお菓子屋さんで利用する栗の周囲(渋皮などを含んだ)(廃棄物)がたくさんできてしまうのだが、それを廃棄するのではなく、豚くんのえさになるのだそうです。だから『マロン豚』。その他、前述の「だんかん」、さつまいも、たけのこなど他で材料として使用された「あまり」(廃棄物)を活用してその美味しい材料・産物を食べて育つのだそうです!! なんとリッチか! 合成飼料とはだいぶ違うだろうと誰もが想像できる。

おいしい・・
 マロンで育った豚というだけで、食べる前から美味しいだろうという先入観があったが、食べてみてびっくり!表現が難しいのですが本当に美味しいのです!
 年間150頭しか出荷しないという。それもこの地で子どもを産ませ、ここで育てていくのだと。評判で島の地元住民の口に入るだけで全国への出荷はそれほどあるわけではないという。正真正銘の“地産地消”。
 私は、冷凍で餃子や・ハンバーグやしゃぶしゃぶ用などたくさん買い求めてきて楽しませていただいている。また直送もしてくださるので、これからも大いに活用させていただこうと思っている。
 とてもいい出会いだった。