準備着々

準備着々   2017年3月5日
 
 3月は花々・木々が動き出し、春の風が吹き始め何とも素敵な時期なのですが、人間社会はそわそわととても忙しい時期。受験・入学・転勤・転居など人生の転機でもあります。季節や自然・風景を楽しむゆとりがないことが極めて残念。

グループホームの入居説明会
 グループホームわいわい白州は3月30日に事業開始し、4月1日から入居が始まります。現在15名の方の入居が決まり(定員は18名)、入居説明会を実施しました。そうしたところ、入居者ご本人(認知症の方)が3名、ご家族が30名以上集まってくださいました。お一人の入居者に多くても2人のご家族の参加かと思って準備していたのですが、なんと5名の家族・親族が来てくださった方もいました。就職予定の職員も参加してくださり広くない会場が満杯状態でした。
 “やって差し上げる介護”をせず、“徹底した自立支援”のグループホームを作り上げていく計画です。『ホテル型』で、お客様扱いでなんでも提供するという内容ではなく、いってみれば『自炊型共同生活支援』です。入居する認知症の方々が持っている力で主体的に生活し生きることを職員は支援するというやり方。家は入居する方々が家主で、職員はそのサポート役。
 そのことをご家族に理解していただき、いっしょに作り上げていく。そんなことを語り合った入居説明会でした。

職員の研修9日間
 上記のことを実現していくためには、マニュアル通りの介護ではできません。その時・その時に判断し、支援できる『介護』ではなく『支援』が必要です。理屈で聞いてもなかなか実践できないのが普通です。今回の職員のなかでも介護の経験はあっても自立支援の方法での経験者はほとんどいません。
 それで、事前に9日間(54時間)の研修を実施します。手を出さず、口を出さず、入居者さんの自主性を引き出し、目を輝かせて毎日を送るようにできるようなかかわり方をみんなで習得していきます。すぐに完璧にはできませんが、徐々にできるように頑張っていくことになります。

同時並行で他の事業も継続・準備をしていくので職員は大忙しですが、みんなで頑張っています。